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７月18、19日の二日間、東京都品川区にて、全国ろうあ青年部活動者会議が行われました。
そこに近畿からも数名が参加しました。

まずは元全日本ろうあ連盟副理事長、河合　洋祐氏から、自身の体験話を交えつつ、
青年活動の根本的な理念をご講演いただきました。

昔の運転免許も手話通訳制度もなかった時の、河合氏の苦労話や生活改善のために精力的に活動した経緯は、今を生きる若者たちにとって勉強になる内容でした。

講演の後は、組織コース、事務局コース、会計コース、機関紙コースとそれぞれ分科会に別れ、学習を行いました。

地元で役職を持つ皆さんで、自身が抱える悩みや知識をこの分科会でぶつけ合いながら情報を共有していき、全国の活動者との交流を深めることができました。

日ごろから地元での協会運営に頭をかかえている人、他の地域、ブロックではどのように活動しているのだろう、どんなイベントをしているんだろう…という疑問や不安を持っている活動者にとって、この活動者会議は、自信やエネルギーに大きくつながるいい機会だと感じました。

また、一日目の合間に行われた、毎年恒例のミニテスト。
これは活動者ならば知っていて当然だろう、と思われる基礎の基礎を問題にした20問程度のテストです。

中央委員から出されるこのミニテスト、活動者にとっては自分がどれだけ今のろう活動を知っているかを試される恐怖のテストです(笑)
（もちろん中央委員も受けたようです☆）

つまりはこれで悪い点を取ってしまったら、県の恥!!!!!
全国にその恥をさらけ出してしまうという…ある意味、活動者としての気持ちを引き締めてくれるテストです。

このテストで、なんと！近畿勢からは、奈良メンバーの一人が３位を獲得しました！
そして中央委員も含めた参加者すべてのランキングでは、中央委員近畿勢がトップ３を占めました！
近畿強し…！

このテストも活動者会議の醍醐味の一つ、と言えましょう。

今回非常に意義深い活動者会議となりました。

６月１３日土曜日夜19:00…
関西の隅っこ(笑)、滋賀県米原市に近畿常任委員数名とその家族が集まりました。

さては会議？

いえいえ。

時は初夏…
実は蛍を見に来たのです。
滋賀県米原市山東町にて行われた、「天の川ほたるまつり」へ集まりました。

すでにここでも報告したとおり、全国ろうあ者大会in茨城で、近畿常任委員は手ぬぐ
いなどオリジナルグッズや書籍販売に勤しみました。

そのお疲れ様会ということで、
皆で蛍鑑賞をしよう！とこのように集まったわけであります！

はい！蛍のことなら田舎っぺにお任せあれ、私達滋賀っ子が案内しま～す！

夜もふけた中、ぞろぞろと近畿各府県から常任委員とその家族が到着…するかと思いきや、

「(大阪からだと)遠いわ！」
「どれくらいかかった？」
「(大阪)こっち二時間」
「(奈良)こっちは１時間半…」

皆さん遠路はるばるお疲れ様です！
でも同じ近畿なんだからそんなに愚痴らないでね♪(笑)

さて、皆集まったところで、いざ蛍鑑賞スポットへ臨時バスで移動！

「蛍は初めて♪」
「僕は久しぶりかな」
「私はいっつも見てる…田舎だも～ん(笑)」

おしゃべりしているとあっという間に、田んぼが広がるあぜ道近くに到着…
ここは滋賀県長浜市山東町…

まっくらですね、どこがどこだかわかりませんね(笑)

田んぼの向こうに川を挟んで丘があるのですが、その川沿いに歩いていくと…
ぽつぽつとゆるやかに光る蛍の光が。

光ったり、消えたり…皆さん、光を探すのにしばらく夢中になりました。
川の水面に映る蛍もまた幻想的。

いざ写真をば、と皆でデジカメを取り出し取り始めるも…
気まぐれな蛍の動きと光り具合に、悪戦苦闘。
おまけに明かりもない真っ暗なところなので、なかなか写真に収めることもできず…
ことごとく断念。

が！たまたまメンバーの一人の腕に一匹の蛍が飛びつき、それを激写！
真っ暗な中でうまく光は撮れませんでしたが…

これ！これが蛍！

あまり地元では蛍を見れない、という人にとっては貴重な体験になった模様です。

最後に、皆で記念撮影！

この滋賀県米原市山東町は、滋賀県内でも一、二を争う蛍鑑賞地として有名なところ
です☆
是非近畿の皆様も来年は、足を伸ばして来てみてはいかがでしょうか♪

http://maibara.net/info/hotaru/hotaruinfo.htm

～新たなる全日本ろうあ連盟理事体制はこれだ!!～

厳正な監視のもと、評議員による信任・不信任の選挙を行った結果…
ついに、大会最終日の午後、連盟理事新体制が発表されました！

続投する方も、新たな顔ぶれも様々…

新理事長に就任された石野富志三郎さんを筆頭に、専門部長も含め、20名の理事がそろいました。
詳しい体制は、こちら

そして議長に立候補した和歌山の櫻井さんも、見事当選！
その時、近畿青年部は歓喜にわいたのは言うまでもありません。

新しい連盟理事になられた方、また監事３名、議長４名の皆様方のさらなるご活躍を、心より祈っております。
これからの日本に乾杯！

～和歌山の櫻井前委員長、連盟理事会議長に立候補！そして…～

今回の全国大会では、連盟理事の任期が終わったので新しい理事の選出、改編が行われました。
近畿からも、滋賀の石野富志三郎さんをはじめ、総勢６名のそうそうたる顔ぶれが軒並み立候補されました。
そして連盟理事の他、議長にも、なんと！

和歌山の櫻井貴浩さんが果敢に立候補されました。

櫻井さんは前期の近畿ろうあ青年部常任委員長を務めた実績もあり、それらの経験を生かせられればという思いで立候補されました。
議長立候補は他にも４名、合わせて５名の方がおられましたが、定員は４名。

はてさて、このあとの選挙で結果はいかようになったのでしょうか…？

そして連盟理事の新体制は、どのような顔ぶれに決まったのでしょうか…？

～近畿青年部の手拭い販売～

かねてより近畿青年部から販売している、オリジナルグッズ手ぬぐいを、あなたはもう持っていますか？
せっかく作ったオリジナルグッズ、近畿範囲内だけで販売するなんてもったいない！
もっとスケールでかく、精力的に販売しよう！ということで、
全国大会in茨城へいざ、出稼ぎに行ってきました。

様々な会社や団体が、限られたスペースに小さく区切ったブースを所狭しと設けていました。
近畿青年部は、その中で中央委員の販売ブースの一部分をお借りし、叩き売り(笑)を始めました。

手ぬぐいやその他商品はこのようにトランクまるごと机に載せてディスプレイ☆
派手さなら負けません(笑)

しばらくすると、年齢問わず様々な大会参加者がぞろぞろと寄ってくる寄ってくる。
その光景は活気に満ち溢れ、さながらアメ横のよう！(笑)

お隣の中央委員ともわきあいあい、販売を始めています。

というよりも、場所が狭いので、もはや中央委員と近畿青年部の境目がまったくなくなり、
しまいにはこんな風にごっちゃまぜになってしまいました。
さて、どれが中央委員、近畿青年部かわかるでしょうか？(笑)

手ぬぐいに興味を示してきた参加者の中には、近畿青年部も顔見知りの方や、
連盟理事を歴任した方なども様子を見に来てくれていました。
近畿青年部の元気な姿をお見せすることができたと思います。

そういった方々に出会うたびに、我らが田中委員長は、深々と頭をさげつつ挨拶していました。
そのあとちゃっかり手ぬぐいを押し売り…(笑)

また、購入した手ぬぐいをすぐに頭に巻いて、歩く広告塔になってくださったステキな方もいらっしゃいました。
ありがとうございます！

よくお似合いですよ☆

～青年のつどいに代わる懇談会～

6月6日午後からは、『青年のつどい』が開催されました。
ですがこの『青年のつどい』は諸事情により、申し込みの半分しか参加できなかったという事態が起き…
そこで、その参加できなかった人たちの中から、希望者のみが集まって、『青年のつどい』に代わる懇談会を開きました。

会場の隣にある公園に皆で輪になって、新聞紙の上に座り込み、
まずは挨拶から始まって集まったみんなの自己紹介をして…
まるでホームレスの集まりのようですね(笑)

そしてみんなの思いのたけをぶつけ合いました。
『青年のつどい』の本来の意味とは？
『青年のつどい』へ向ける皆の思いとは？
青年の集いは、全国の青年部が集まるという意味があることを、今回で改めて認識されました。

…が、途中でパラパラと雨が降ってきて…
そこですぐさま公園から撤去、しかし懇談会を中途半端に終わるわけにはいかない！
ということで…

場所を会場内にあった喫茶店に移し、再度熱い議論!!

今回をきっかけに、懇談会を開いて、情報交換・意見交換をしたことで、
青年部の三本柱の一つである「仲間作り」の原点に返り、青年の集いの位置付けの見
直すことが出来たと思います。

～評議員会～

6月5日と6日に全日本ろうあ連盟第60回評議員会が、茨城県つくば市で開催されまし
た。
近畿からも、６府県から計１０名の評議員が参加し、
昼からそれぞれの分科会で熱い質疑応答を繰り広げました。

滋賀県評議員として参加した、安井謙治さん

評議員からの質問、意見に答える嶋本中央委員長

特に近畿常任委員として連盟青年部の質疑応答に注目すると、
もっと高齢部、女性部との交流を増やして欲しい、という声や、
これからの青年部の動きに期待していますとの激励の声もありました。

近畿としても考えさせられる内容でした。

６月７日（日）１２時前に青年部からサプライズで安藤理事長退任セレモニーを行いました。
周りからは「感動した～！」と聞いています。どんな感じだったでしょう？
愛の数だけハート型の風船が飛びまくります！！

我ら、近畿ろうあ連盟青年部のホープ！内川大輔です！（コメント頂きましょう。）

＜１９歳の時から連盟活動をし、５２年間続けてきた安藤豊喜理事長＞

ゆずり葉に命名！「とよき」と名付けました！筑波技術大学構内に植えられます。

「5月29日、夜19:30～大阪ろうあ会館にて、臨時常任委員会を開催いたしました」

真剣な眼差しで話し合いをしています。
うーむ、やはり仲間、友は持つべきですね！
「近畿は１つ！未来は青年のもの！」

今期で新委員長に就任した、田中啓多さんに、抱負などを直撃インタビューさせていただきました。
活動の真髄を見据えながら、役員全員の絆を大切にする考えが打ち明けられました。

──まずは新役員体制が整い、誠におめでとうございます。

（田中委員長）ありがとうございます。これも一重に近畿青年部会員皆様のおかげです。

──今期近畿常任委員長となった田中さん、今のお気持ちは。

（田中委員長）心機一転、という感じですね。常任委員として仕事をして２期目になりますが、今期
で委員長となりました。
多少不安や戸惑いもありますが、気を引き締めて頑張りたいと思っています。

──委員長となって、これからの抱負をお願いします。

（田中委員長）まず私が今思い描いているこれからの近畿青年部は、「これまでのろう青年活動の啓蒙」に力を注ぎたいと思っています。
今の社会ではわたしたちは当たり前のように福祉を受けていますが、昔は我々と同じ若いろう青年には与えられなかったもの。それをろう青年が立ち上がって活動を続け、そして今福祉を受けられるようになっています。
そういった事実を、我々はしっかり心にとどめておかなくてはならないと私は考えています。
当たり前のように感じていることでも昔はそうでなかった。それから今に至るまで、どんな動きがあってどんな苦労があったか。それを今のろう青年の心にしっかり届けられるよう、啓蒙活動に力を入れたいと思っています。ちょっと堅苦しい抱負ですが(笑)、でもやはり楽しく活動を行うということも大切だと思います。だから楽しく遊べる青年部であり、なおかつろう青年活動をしっかり見つめていく…というふうにできたらいいなと思っています。

──なるほど。田中委員長にとって、活動とは。

（田中委員長）私にとって、活動はまず一般会員から始まるものと考えています。だって、ろう青年をとりまく社会や生活から要求は始まるわけじゃないですか。一般会員の声が出てきて、それをまとめて要求にこたえるよう行動する役員が生まれて、そして活動になる。活動の源は一般役員にあると思います。大きな存在なんです。
だから私は、一般会員の声や動きを大切にしながら、それを重んじた活動を目指しています。これは常に私の心の中にありますね。

──素晴らしい考え方ですね。では、田中さんから、今回の新体制に対して期待する
ことはありますか？

（田中委員長）近畿で　期ほど常任委員を経験してきましたが、常々思っていたことは、本当に『つながり』が強いことですね。お互い助け合う精神がすごくあるな、と感じてきました。この関係はぜひともこれからも維持していきたいですね。
役員のみならず、代議員も、一般会員も、年齢関係なく老若男女皆、喜び合えるような関係が一番いいです。幸いにも、今役員の中には立場など関係なしに、良い意味でお互い引っ張り合って刺激しあう雰囲気があると感じています。これはすごく自分にとっても、周りにとってもいい環境を築けるのではと思っています。この役員全員でさらにいい絆を築いていけたらと思っています。

──今よりさらにいい関係を築けるといいですね。

（田中委員長）頑張りたいと思います。

──最後に一言。

（田中委員長）いろいろ不手際な所もあるかと思いますが、責任はしっかり果たせるよう、精一杯頑
張りたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します！