【報告】第52回全国ろうあ青年研究討論会 in 秋田 Part②

【2日目】 11月24日(土)

この日のメインは、分科会でした。

私が参加した分科会は「人権」。
まずは各ブロックからのブロックレポート発表がありました。

そして、グループごとに分かれて
アイスブレイクを実施し緊張をほぐした後には、
副座長による人権についてのミニ講座。

助言者は(一財)全日本ろうあ連盟
女性部長の唯藤節子氏でした。

女性部活動を通した人権についての講演がありました。
参加者全員が彼女の経歴や女性部活動を行ううえで
遂行した内容等、繰り広げられる熱弁に集中して
「目」を傾けていました。
軽快かつリズミカルなトークでとても楽しい講演でした。

中でも特に印象に残ったお話は、
保育園の優先入園についてでした。

この背景には「全国ろうあ女性集会の分科会で声が上がり、
国に要求運動をした」ことで実現できたという話がありました。
当時の聞こえる子供を持つ聞こえない親の苦労や悩みがたくさんあり、
こういった場で意見を出し合い、協力して国や保育所に交渉した
という功績を聞くと、感謝の気持ちがこみあげてきました。

講演後には各グループで意見交換。

終盤には発表があり、
自分たちが差別を受けた事例を出しながら問題点を挙げるグループ、
「知らなかった」ことが「差別」につながるのではないかと訴えるグループ
とそれぞれ個性あふれる発表で盛り上がりました。

 

【3日目】 11月25日(日)

最終日の3日目。

最初に総括報告があり、中央委員より
世界ろう連盟青年部ジュニアキャンプの様子が報告されました。

その後、各分科会からの報告がありました。
それぞれの分科会でどのようなことを話し合ったのかを
共有できることは素晴らしい機会です。

最後に閉会の挨拶をもって、大会は幕を閉じました。

今回の参加者は312名でした。
次回、第53回全国ろうあ青年研究討論会は、
長野県で2019年11月2日~4日に開催予定です。

来年もぜひ、共に長野へ行きましょう!

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