一般財団法人 全日本ろうあ連盟 青年部
Japanese Federation of the Deaf Youth Section
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【報告】第7回世界ろう連盟アジア地域青年キャンプ
2014年11月2日(日)~6日(木)にタイ・チェンマイで、第7回世界ろう連盟アジア地域青年キャンプが開催されました!
日本からはキャンパーとして中西、徳島、大楠、青山の4名、アジア青年部長として廣田、アジア青年部アドバイザーとして嶋本の6名が参加しました。
アジア各国から15か国、オブザーバーを含め63名の参加者があり、国を超えた交流を楽しんできました。
詳しい報告は今度三重県で開催予定の第48回全国ろうあ青年研究討論会の中で報告させて頂きますので、お楽しみに…。
ここでは、キャンパーの感想を載せておきます。
【徳島 康二・初めての参加】
アジアキャンプへ参加すること、アジア各国のろう者に会うことなど、初めてだらけで不安がたくさんありました。実際に参加してみて、国際手話も自然と覚えていき、ろう者とのコミュニケーションも取れるようになっていきました。
アジア各国のカルチャー、ろう運動など、学ぶことがたくさんあり、自分にとって貴重な経験となりました。
その貴重な財産を地元、全国のほうに伝えていきたいと思いました。
【大楠 航一郎・初めての参加】
最初は初めてアジアに行くのと、国際手話によるコミュニケーションが取れるかで、不安と緊張でいっぱいでした…。
しかし、いざ参加してみると、参加者みんな「ろう者」であり、親切にしてくれたことで仲間がたくさん増えていきました。
内容もみんなで観光、ゲームなどで楽しく交流することで、不安や緊張はいつの間にかなくなりました。
また、アジア各国の文化やろう運動も知ることができ、貴重な経験となりました。
今後もアジアろう青年の仲間との交流を続けて行き、かつ、今回の経験を地元、さらには全国へ伝えていきたいと思いました。
【青山 裕香子・2回目の参加】
第7回アジアろう青年キャンプに参加させて頂きました青山です。
実は初めて…ではなく、2回目の参加となります。
というのも、2010年度に開催された第5回APキャンプinマカオにも参加させて頂きました。
そのため、国際手話での会話について不安は特にありませんでしたが、過去のキャンプや会議に参加したメンバーと再会したり、前よりも成長した人や国を見ることが出来ました。
そういう意味では2回目とはいえ、いろいろと新発見がありとても勉強になりました。
この経験は無駄にせず、今後の活動にいかしていきたいと思っています!
【中西 潤・初めての参加】
今回のキャンプは初めての参加で様々な不安はありましたが、今年8月にマカオで行われた第5回アジア青年部地域代表者会議で知り合った友人に再会できたこともあり、比較的安心して挑めました。
今回のテーマは「Human right(人権)」。
グループに分かれてのワークショップの中で各国のろう者の暮らしや文化について色々と情報や意見交換したとき、現代の日本では考えられない差別事例があったことにはショックを受けました。
日本でもまだまだ差別事例があるとはいえ、他の地域ではそれよりも大きな差別を受けている…。
このような事実を真正面から受け止め、アジア各国のろう者一人ひとりが人間らしくあるために日本としてどういった活動が必要なのか。
それについて強く考えさせられたキャンプでした。
そのためにも、機会があれば今後も国際経験を重ねていきたいです。
今回のキャンプ参加にあたって、皆さまの心温かい応援をありがとうございました!
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