第20代 青年部長 稲川 直樹

関東ろう連盟青年部は、1969年に鎌倉で発足してから2019年に50周年を迎え、2026年で57年という年月が経ちました。発足以来、私たちは関東地区のろう青年の仲間と連携を深めながら活動を続けてまいりました。
この半世紀で、私たち「きこえない・きこえにくい人」を取り巻く環境は大きく変化しました。発足当時は、自動車運転免許の交付拒否や民法第11条の欠格条項など、ろう者に対する明らかな差別が存在していました。しかし、先輩方がろうあ運動を通して道を切り開いてくださったおかげで、今の私たちの暮らしがあります。
現在ではそうした明らかな差別こそ減ったものの、依然として「見えない差別」や多様な課題が残されています。一方で、その解決に向けて積極的にろうあ運動へ参画する青年が減っているのも現状です。
だからこそ、次世代のろう者の暮らしをより良くするためには、青年部の力が不可欠であるということを仲間に伝え、広めていく必要があります。
時代とともに社会情勢は変わっても、青年部活動の本質は変わりません。全日本ろうあ連盟青年部の言葉に「未来は青年部のもの」とあるように、関東8都県、そして全国の先輩方が積み重ねてこられた歩みを胸に留め、私たちも将来のろう者のために何ができるかを考えてまいります。
これからも仲間とともに切磋琢磨しながら、より良いろうあ運動を目指して日々邁進してまいります。
